参考資料
銅線の基礎知識
皮膜種別による耐熱規格 (信越電線㈱製品規格抜 粋) | |
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UEW ポリウレタン皮膜 | 120℃ |
PEW ポリエステル皮膜 | 155℃ |
SPEW ハンダディップ可能ポリエステル皮膜 |
155℃ |
EIW ポリエステルイミド | 200℃ |
AIW ポリアミドイミド | 200℃ |
現在PVF(ホルマール線)、エナメル皮膜線は通常使用されません
絶縁材の耐熱区分 | |
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Y種 | 90℃ |
A種 | 105℃ |
E種 | 120℃ |
B種 | 130℃ |
F種 | 155℃ |
H種 | 180℃ |
C種 | 180℃以上 |
マグネットコイルについての豆知識
① マグネットコイルとは
小学生の理科の実験で、鉄釘に皮膜つき銅線を巻き乾電池をつなげて電磁石を作ったことを思い出してください。
それを応用した物がいろいろな機器に組み込まれて、色々な用途で利用されています。
② マグネットコイルとトランスの違い
どちらも銅線を巻いて作ることは同じですが、
マグネットコイルとは上記のように電気力を物理力(運動力)に変えて利用します。
トランスは電気力の強さ(電圧200vを100vに変圧する)を変えて利用するものです。
③ マグネットコイル応用機器
接触器、遮断機〔電気回路の開閉〕
継電器〔別の回路内の他の装置を動作させる〕
電磁ブレーキ、電磁クラッチ、電磁振動機等
他多数の応用機器があります。